サイバーリスクに対するリスクマネジメント

サイバーリスクに対するリスクマネジメント

サイバーリスクに対する企業としてのリスク管理体制の構築は急務です。
まさかの時への備え、ありますか?

近年、日本企業が海外から不正アクセスやサイバー攻撃を受けるケースが急速に増加し、サイバーセキュリティ対策が喫緊の課題となっています。
しかし、攻撃側の手法が次々と進化する等の事情により、事故防止対策だけでは十分でなく、セキュリティ事故が発生してしまった後のダメージ・コントロールのための態勢作りがすべての企業にとって重要になっています。

サイバーリスクへの態勢づくりの流れ

  1. <リスク傾向分析・評価> 対象リスクの洗い出し 発生の可能性と発生した場合の影響度を分析・評価
  2. <リスクマネジメント態勢の構築> 個人情報保護法対応 に関する組織、責任者の決定、方針等の整理 内部規定、取扱いマニュアルの作成 社員教育 セキュリティ強化(不正アクセス対策強化等)
  3. <リスクファイナンス> リスク保有・リスク移転>保険での対策 リスクファイナンスとは・・・ 事業継続戦略(BCP戦略)の1つであり、企業の財務面におけるリスク対策を指します。具体的には、突発的に予期しない大事故や災害が発生した際に、経営への資金的なインパクトを必要最小限に抑えるための対策です。
  4. <リスクへの対応> 実際に起こったリスクへのコントロール活動
  5. <リスク処理方法のモニタリング> 処理の検証 見直し・改善

リスクとセキュリティ投資額の関係

セキュリティ態勢強化のための投資額が多いほどリスクは低くなりますが、
不正アクセス等の攻撃を完全に排除することは不可能です。
この避けられないリスクを保険の活用により補償することが可能です。

参考企業の情報セキュリティ事故に対する補償ニーズ

情報セキュリティに関する事故にあったときに、損害保険で補償して欲しい費用については、「消失、破損したデータを復元する費用」「情報機器の修理費用」「ウイルスの除去費用」がいずれも約60%の回答となりました。企業にとって、これら情報システムにおける技術的対処には高額な費用負担が発生すると考えていることが伺えます。

【出典】IPA 企業におけるサイバーリスク管理の実態調査2015

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